企業説明会には学校が主催する学内セミナー、リクルートや毎日コミュニケーションズなどが主催する複数の企業を一堂に会した合同説明会、企業1社で単独開催する説明会があります。閣内セミナーの場合は各学校によって異なりますが、だいたいの場合自由に参加することができます。合同説明会については、就職サイト上で参加予約が必要になります。合同説明会の開催はサイト上で告知されますので、チェックしておきましょう。そして、企業単独の説明会ですが、こちらも参加予約が必要です。こちらの場合、人数制限等の関係で予約が取れない事もあるので、あらかじめ予約開始日と開始時刻をチェックして、準備しておきましょう。すぐ満席になってしまうセミナーも多くありますので、行きたい企業のセミナーは開始時刻に予約をすることをお勧めします。
説明会では質問コーナーがあるので、予習をして分からないことがあれば質問をすることで、さらに企業に対する理解が深められます。また、稀ではありますが、その場でエントリーシートを書かされる場合もありますので、前もって調べておくことをお勧めします。どのように予習していいか分からないという方は、以下のことをしてみましょう。
1. 企業のホームページを熟読しましょうリクナビやマイナビなど、就活サイトに掲載されている情報はもちろん、企業のホームページをしっかり読んでおきましょう。経営理念や商品・事業計画、プレスリリースなど、しっかりと確認しておきましょう。
2. ニュースをチェックするインターネットなどを使い、その企業に関するニュースがあるかどうか調べておきましょう。また、日経ビジネスや東洋経済等の雑誌にも企業特集等が掲載されていることもあるので、その場合は目を通すと良いでしょう。
会社説明会には、必ず人事担当の方が来ています。つまり、今後実際に入社試験を受けるときの面接官が来ていると言うことです。いつどこで見られているか分かりませんし、全員の学生を把握することは不可能であっても、「いい学生」と「悪い学生」は記憶される可能性があります。「悪い学生」としてではなく、「いい学生」として記憶されるよう、心がけましょう。そのためには、
説明会中は相手方の話を真剣に聞くことはもちろん、受付、トイレ、廊下での言葉遣いや所作には気をつけましょう。特に受付では、笑顔ではっきりと自分の名前を告げましょう。第一印象はとても大切です。受付時にエントリーシートを提出する場合、その第一印象で合否を決めるケースもあるようなので、100パーセントの笑顔でしっかり挨拶をして提出する様にしましょう。
② 座る場所できるだけ早めに会場に到着し、前の方に座ることをお勧めします。というのも、前に座ることで、話をして下さる方と目が合いやすいため、顔を覚えて頂ける可能性が高くなります。また、質問コーナーでも、前に座っている学生が比較的発言の機会を頂ける可能性が高いです。もちろん、話の内容が聞きやすく、スライド等も見やすくなるのでお勧めです。
③ 質問をする企業説明会には必ず質問コーナーがあります。そこで質問をする学生は、ご担当の方の記憶に残る可能性が高くなります。そのためには、企業研究(予習)をしておくことが不可欠です。
企業説明会には、必ず社員の方がいらっしゃるので、その人たちを観察しておきましょう。社員の人たちを良く見ることで、社風というものがよく分かります。自分に合う会社なのか、一緒に働くことができそうな社員のなのか、等チェックしておきましょう。また、その企業が志望企業の場合、どういったタイプのひとが働いているのか(内定をもらっているのか)知ることも、内定に近づく一歩です。
ネタを拾うインターネット上の情報だけでは分からないことも、説明会では知ることができます。ですので、ネット上だけでは知り得ない企業情報など、その会社の魅力をしっかりメモしておきましょう。そのネタはエントリーシートや面接でも生かせるはずです。また、自己PRをするためのネタになることも多くあるでしょう。自己PRでは、企業が「求める力」を自分が持っていることを伝える必要があります。その企業が「求める力・人材」はどのようなものなのか、何故それを必要としているのか、仕事のどのような場面で必要になるのか、等、企業に対する理解を深め、ネタになりそうなことは拾っておきましょう。